faqs
過払い金について
過払い金はいくらぐらい戻ってくるのですか?
- 一概には言えません。貸付けの利率,貸付けの金額,取引の期間,返済の状況などにより,発生する過払い金の金額は上下します。また,過払い金が発生している場合であっても,貸金業者の状況により,回収が困難なケースもあります。
過払い金の請求のためには契約書などの書類が必要ですか?
- 契約書,取引明細書などの書類がなくても,借入先の事業者が特定できれば十分です。
過払い金の返還の訴訟をしてもらうと費用はかかるのですか?
- 訴訟を依頼する場合に費用が発生する法律事務所もあります。当事務所では,訴訟提起する場合であっても,追加費用はいただきません。
過払い金の請求を訴訟でする場合,裁判所に行かなくてはなりませんか?
- 過払い金の請求を弁護士に依頼した場合,裁判所に行く必要はありません。弁護士があなたの代理人として出頭します(稀に,当事者尋問の際に依頼者の方に裁判所へお越しいただくことがあります。)。
債務整理・破産について
借金が多くあるのですが,債務整理とは何ですか?
- 債権者と交渉をして,借金の返済額を少なくしたり,返済期日を延ばしたりして,借金を支払えるように計画を立てることです。
破産をすると何かデメリットはあるのですか?
- とくにありません。むしろ,大きな借金を背負っている方がデメリットがあります。破産をしても,戸籍や住民票に載ることはありません。ただし,官報には,氏名などが載るので,まったく不都合が生じないとは限りません。
個人再生とは何ですか?
- 債務の金額を圧縮して,返済の計画を立て,3年(ないし5年)かけて返済をし,生活の立て直しをする制度です。
離婚について
離婚をしたいのですが…
- 当事者間に争いがなければ,協議離婚を検討します。後日の紛争を防ぐため,養育費の支払いを受けるために公正証書による離婚協議書を作成することもあります。
離婚を切り出されたのですが…
- 夫婦関係調整の調停を申立てることができます。相手方から調停を申し立てられることもあるでしょう。なお,調停で解決できなかった場合には,裁判(人事訴訟)になることもあります。
婚姻費用の分担とは何ですか?
- 婚姻関係にある間は配偶者の生活を支えなければなりません。その生活費として支払うべき金銭を分担させることをいいます。
養育費はどのように決められるのですか?
- 裁判所では,家族構成,お互いの収入,職種などを考慮した上で,算定の基準に従って決定されます。
不倫の相手方に対して損害賠償を請求したい
- 状況によっては,不倫の相手方に対して損害賠償を請求することができます。損害賠償の金額は,ケースにより様々です。
相続について
あらかじめ相続分を決めておきたい
- 遺言をすることが有効です。遺言には様々な方法がありますが,公正証書による遺言をしておくと後日の紛争をある程度は防ぐことができます。
相続人以外の人に財産を残したい
- 遺贈をすること,死因贈与契約をすることができます。ただし,課税されることがあるので注意が必要です。
相続をスムーズに行うためにはどうしたらいいの?
- 遺言を残しておくこと,遺言の執行者を決めておくことが重要です。
身内が借金を残して他界してしまった…
- 相続放棄をすることができます。なお,この場合には,相続人となる者が全員でしたほうがよいでしょう。
また,限定承認という方法もありますが,手続きが煩雑で,費用もかかり,税法上のデメリットもあるので,しっかり財産の調査を行った上でするべきでしょう。
交通事故について
事故を起こしたらどのような責任を負うのですか?
- 民事上の責任,行政上の責任,刑事上の責任を負うことがあります。
民事上の責任としては,治療費,休業損害,慰謝料,修理費などを支払う義務が発生することがあります。
保険会社の支払金額に納得できない!
- 保険会社の提示額は,裁判で支払を命じられる金額よりも低額であることが多いといえます。ですから,裁判所の基準にしたがって交渉をしたり,紛争解決機関を利用したり,あるいは,訴訟を提起して解決を目指すことになります。
事故を起こしたので,示談をしようと思っています。問題はありませんか?
- 示談をすると今後は損害賠償を求めることができなくなることがあります。示談をするときは慎重に。弁護士に相談したほうがよいこともあります。
借地・借家について
大家さんから退去を求められました。出て行かなければならないの?
- 家賃の不払があったり,契約違反があったりした場合には,退去せざるを得ないこともあります。ただし,信頼関係が崩れていないと判断された場合には,退去しなくてもよいことになります。
退去後に大家さんが敷金を返してくれません。どうしたらいいの?
- 家賃の不払がある場合や通常の摩耗の限度を超えるような汚損がある場合などを除いて,敷金は返還するのが原則です。なお,敷金を返すまで出て行かないということはできません。
借主が家賃を払ってくれません。どうしたらいいの?
- まずは賃料の支払いを請求(催告)します。それでも,支払いがない場合には,契約を解除して,建物の明渡しを求めることになります。場合により,事前に仮処分を申し立てることもあります。
その他の法律問題
契約書を作りたいのですが
- 後日の紛争を回避するためには,正確な契約書を作成することが必要です。一般的なひな形を使用して契約書を作る方もいますが,内容的に不十分であることも多いのでおすすめできません。契約書の作成は弁護士に依頼するのが確実です。
会社の事業を息子に継がせたい
- 事業を承継することについては,①遺留分②相続税③資金の確保という問題があります。遺言で株式を息子に相続させるというのみでは後々問題が起こる可能性があります。
会社の取引先が売掛金を払ってくれない
- まずは普段から売掛金の不払への対策をしておくことが重要です。契約書の作成,公正証書の作成,担保の確保,信用調査などをすることが必要です。次に,売掛金を支払ってもらえなかった場合には,相殺,担保の実行,公正証書による強制執行などを行うことが考えられます。担保などが一切ない場合には,相手方と交渉したり,裁判を起こすなどの法的手続きを行うことが考えられます。
家族が逮捕されました。保釈はしてもらえるの?
- 起訴されるまでは保釈の請求はできません。ただ,勾留の取消を求めたり,接見禁止の解除を申立てたりすることはできます。
こどもが逮捕されてしまった…
- まずは,弁護士に依頼をして,少年が自宅に戻れるように活動してもらう必要があるでしょう。その後,少年は,少年審判や成人と同じ刑事裁判を受けることになる場合もあります。その場合でも,弁護士であれば,付添人や弁護人として少年のために活動してくれます。
弁護士への依頼について
法律の問題は弁護士に依頼した方がいいのですか?
- 法律事件に関する法律業務は弁護士だけができる業務です。法律の問題は,弁護士に依頼してください。
どの弁護士に頼んだらいいのですか?
- 長くつきあうことになるかも知れませんから,信頼できる弁護士に頼むのがよいでしょう。また,最寄りの弁護士であれば,緊密に連携がとれるというメリットがあります。
弁護士によって報酬は違うのですか?
- 現在,弁護士報酬は自由化されています。ですから,弁護士により報酬は違います。
弁護士に依頼すると,とても費用がかかると聞いたのですが…
- ケースにより,民事法律扶助という制度を利用して,費用が低額ですむこともあります(支払も原則として毎月5000円~1万円の分割払いとなります)。まずは,弁護士に相談してください。
弁護士に依頼するときには、何を持って行ったらいいのですか?
- 事件に少しでも関わるものはすべてお持ち下さい。また,事案の内容を書き留めたメモをお持ち下さると打ち合わせがスムーズに進みます。